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【iDeCo】どの程度儲かるのだろう?| リスクをとっても平均年5%程度です

例えば、iDeCo で資産運用をしたとします。私達の資産はどの程度増えると見積もったら良いのでしょうか。

こういう話って、あまり良く分かっていない人が多いようです。楽観的過ぎるシナリオでプランをたてたり、逆に悲観的過ぎるシナリオで考えて運用自体を避けたりということがあるようですね。

資産運用って、1年でどの程度増やせるの?

資産運用をすると、どの程度資産を増やせるものなのでしょうか。これって、意外と分かっていない人が多いような気がします。

例えば、株式投資の本などを見てると、1年で2倍になったという例が出てくることがあります。こういうのを見ると、株式は大きく儲けられそうな気がするかもしれません。

株式投資なら大儲けする可能性もあるが

実際、私自身も、運良くそういう株を買えたこともあります。個別株さえ買っていれば、誰にでも起こり得る話でしょう。

とは言え、そういう成功例はほんの一部です。Yahoo!ファイナンスの株価チャートをチェックすればわかるように、過去1年で2倍になったような株なんて、ほとんど見つけられません。

何年も株式投資を続けて、しかも数多くの銘柄を保有していれば、1回や2回は短期間で2倍3倍になる株を買えるかもしれません。でも、継続的にそうした株を買うのは不可能ということです。

逆に、大きく値下がりする株を買う可能性だって、当然あり得るわけです。企業が倒産すれば、株価がゼロになることだって有るわけですから。

極端な例だけを考えてもダメ

それでは、統計的にみて、株式での運用は儲かるのでしょうか。

極端な例だけを見ていても、儲かるのか損をするのかもよく分かりません。平均で見ると儲かるかどうかが、まず重要な点でしょう。

それに、iDeCo での運用に限れば、現状では個別株を買うことはありません。よりリスクが小さい、投資信託などを使って運用することになります。

ということは、iDeCo での運用は、平均に近いものになる可能性が大きいということですね。

さて、これらの投資信託は、一体どの程度儲かるのでしょうか。

びっくりするほど儲かるという幻想は捨てよう

iDeCo の場合は、投資信託を買って運用をすることになります。国内外の株式や債券の投資信託が中心ですね。最近はREIT 関連の投資信託の扱いも増えているようです。その他に、オルタナティブと呼ばれる投資信託もあります。

これらの中で、長期的に見て儲かる可能性が大きいのは、日本株か外国株の投資信託でしょう。投資信託が預かったお金のほとんど全てを、株式に投資する投資信託ですね。

株式での運用なので、儲かる年もあれば、損をする年もあるはずです。ただ、平均では、1年間に5%から6%程度は儲かると考えて良さそうです。

ちなみに、予想される将来の収益率の平均を、期待リターン(あるいは、期待収益率)と言います。そして、上に示した5%や6%という数字は、GPIF が想定する国内株式の期待リターン5.3%から出してきた数字です。

平均でならすと年5%程度の想定が妥当

株式投資ですから、株価が急上昇して、1年で2割とか3割儲かる年もあるでしょう。逆に、経済が不調で、大きく損をする年もあるでしょう。

さらには、1年経ったら前年の株価と大差が無かったという年もあるかもしれません。いろいろなケースが想定できます。

ただ、これらのケースを総合して考えると、平均で5%から6%程度増えていくと考えるのが妥当ということです。

ということは、長期的に見ると、年5%とか6%あたりを上限と考えるのが妥当でしょう。

iDeCo で運用した場合、最もリスクを取ったケースでも年5%程度しか増えないと考えておきましょう。

株式は有利なギャンブル

世の中には、株式なんてただのギャンブルで、儲からないなどという人もいます。しかし、こうした考えは、必ずしも正しくは無いわけです。

平均で1年で5%程度でも増えるのなら、ただのギャンブルでは無いですよね。普通のギャンブルは、全体で見ると、収支がマイナスになりますから。

ですから、少なくとも、普通のギャンブルよりは有利であるのは確実です。競馬やパチンコと、同じだと考えるのは、さすがにちょっと違うような気がします。

株式投資にはギャンブルの要素があります。でも、確率的には儲かるギャンブです。

どの程度の幅で値動きするかもだいたい予想できる

ちなみに、TOPIX に連動する投資信託を買った場合、最大でどの程度損をするのでしょう。実は、これも、統計的に予想が出来ます。

結論から言ってしまうと、1年で44.7%以上の大暴落が起こる可能性は、2.5%しかありません。それだけの大暴落は、40年に1回程度の事だということですね。

逆に、55.3%以上儲かる確率も、2.5%以下です。ですから、こういうラッキーも、あまり期待すべきでは無いでしょう。

少なくとも、過去の株価変動から予測する限り、こういうことが言えます。1

つまり、投資信託などで運用する場合、びっくりするような大儲けも大損も実は起こりづらいのです。大きく儲かるとしても、あるいは大きく損をするとしても、ある程度予想の範囲内に収まる可能性が大きいわけですね。

この意味でも、やはり、一般的なギャンブルとは少し違うものという気がします。

もっとも、想定を超えた大儲けや大暴落の可能性も、それぞれ2.5%は存在するわけですけどね。

大暴落の可能性はゼロではないが、大きな確率でもありません。

年5%のリターンなら、14年ちょっとで資産は2倍に

年5%と聞くと、思ったほど増えないと思う人もいるかもしれません。でも、長期的に考えると、年5%というのは悪い数字ではありません。

例えば、100万円を年5%で運用したとします。これが2倍になるのは大体何年後かわかりますか。

実は、14年ちょっとで、100万円が200万円位になります。

複利の力で大きく増える

100万円の5%増というと、105万円です。ということは、年に5万円増えるということですね。

これが2倍になるわけですから20年かかる(100÷5=20)と考える人もいるでしょう。でも、その考え方は正しくないのです。

なぜかと言うと、2年目以降は、増えた5万円も5%増えるからです。ですから、20年よりはずっと短くなり、14年で2倍にすることが出来ます。

ということは、さらに14年で、もう2倍になります。つまり、28年あれば、最初の100万円は400万円になるのです。

こう考えると、それほど悪くないと思いませんか。

上限を年5%として計画を立てよう

最後にまとめておきましょう。

個人の資産運用では、1年間のリターンの上限は5%程度と考えると良いでしょう。14年で2倍になると思ってもかまいません。

しかし、全額株式で運用するのはリスクが大きすぎると考える人も居るでしょう。そ言ういう人は、国内債券の投資信託を使ったりして、リスクを調整すれば良いのです。

例えば、株式の投資信託を6割にして、国内債券の投資信託を4割にします。こうすることで、1年間に3%程度増やせるポートフォリオができるわけです。

iDeCo の運用は、積み立てる投資信託によってリターンが違います。ただ、最もリスクを取った場合でも、年5%が上限です。これは覚えておく価値がある情報でしょう。


  1. 分散投資の意義② 投資のリスクとは| GPIF []

iDeCoでは金融機関選びが大事

iDeCo をはじめるには、運営管理機関を選ぶ必要があります。運営管理機関というのは、窓口となる金融機関の事ですね。

この運営管理機関選びが、実は、かなり大事です。というのも、金融機関によって月々の手数料がだいぶ違いますし、取り扱っている投資信託の種類も違うからです。

個人的にお勧めなのは、SBI証券です。SBI証券は月々の手数料が167円と最低ですし、運用に使える投資信託もかなり多いのです。

iDeCo に興味があれば、資料請求だけでも取り寄せてみたらいかがでしょう。まとまった情報が得られますよ。

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