このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

積立をするとどのくらい増える| 年金終価係数表を利用しましょう

iDeCo を利用すると、毎月一定額を積み立てることができる上に、リスク資産で運用することも可能です。しかも節税ができるわけですから、非常に優れた仕組みと言っていいでしょう。

ただ、リスク資産で運用した場合、最終的にどの程度に増えるのか少し予想しづらいですね。例えば毎月1万円を30年積み立てた場合、運用利回りが3%だったら、どの程度まで増えるのでしょうか。

実は、これを知るための、優れたツールがあるのです。

運用でどのくらい増える?

資産運用でオススメなのは、リスク商品を積み立てることです。投資信託などのリスク商品を、毎月一定額買うことで、お金を貯めながら運用ができるからです。

その意味では、iDeCo は非常に優れた方法でしょう。貯めることと運用を同時にできる上に、節税の効果まであるわけですから。

どうやって見積もったら良いのでしょう

ただ、この場合は、最終的にいくらくらい貯まるのか、ちょっと予想するのが難しいですよね。iDeCo で最終的に用意できる金額までイメージできて運用している人は、おそらく、かなりの少数派だと思われます。

というのも、積立額の合計は簡単に計算できても、どのくらい増えるかまでは簡単にはわからないからです。とくに、運用する期間が長期になると、大きく増えて積立額の2倍3倍と増える可能性すらありますから。

このあたりの見積もりの方法も、知っておいたほうがいいでしょう。

銀行や生命保険だと話は簡単

それでは、具体的にいくら用意できるのか、ちょっと考えてみましょう。とりあえずは、考えるのが簡単な銀行や生命保険からみていきます。

銀行預金なら「月々の掛金 × 月数」

まずは、銀行預金から。

例えばあなたが、毎月5万円をタンス預金したとしましょう。この場合、1年で60万円が貯まります。ということは、利息で増えた分を考えなければ、10年後には600万円が貯まっている計算です。

今の銀行預金はほとんど金利が付きませんから、銀行の定期積金を使っても、これと大差ないでしょう。月々5万円積み立てれば、10年で600万円貯まると思って始めればいいわけです。

話は非常に簡単です。

つまり、お金を増やすという意味では、銀行で積み立ててもたいしたメリットはないわけです。火災などが有っても安心とか、将来金利が上がったらタンス預金よりはマシなどのメリットはありますけどね。

貯蓄型の保険も同様

貯蓄型の生命保険に関しても、だいたいこんな感じです。今契約すると、最終的に戻ってくるお金は、「月々の保険料 × 積み立てた期間」程度です。ほとんど増えません。

ちなみに生命保険の場合は、手数料が高いという特徴があります。ですから、10年程度だと、逆に増えるどころかマイナスの可能性も大きいです。

そのかわり生命保険は、20年とか30年といった長期の契約も有ります。この場合は流石に少しは増えます。

まあ、そうだとしても、デメリットのほうが大きいのですけどね。ここでは本題からそれるので、詳しく言及はしませんが。

iDeCoの元本確保型の金融商品

iDeCo でいうと、元本確保型の金融商品を使うと、だいたいこんな感じですね。月々の掛金に月数を掛けると、最終的に用意できる金額がわかります。

まあ、iDeCo の場合は、所得控除による節税効果が有ります。ですから、所得がある人なら元本確保型でもそれなりに有利ですけどね。

運用して増やすという意味では、あまりメリットはありません。iDeCo は節税ツールと考えるべきです。

リスク資産で運用する場合

ただ、iDeCo を含めて、投資信託で運用するとなるとこうはいきません。仮に毎年一定の割合で増えるとしても、複利の計算が絡んでくるので、話は非常に複雑になるのです。

例えば、ある投資信託を買うと、1年に1%増えるとしましょう。この投資信託を1年に1回1万円買うとします。

最初に1万円分買うと、1年後に利息がついて1万100円になります。ここまでは難しくないですよね。

それでは、2年めにはどうなるでしょう。

1万100円に1万円を足して2万100円になります。この2万100円に1%の利息がつくので、2万301円になります。

さらに3年めには、3万301円に1%の金利がつくので、3万604円になります。

とこのように、計算が非常に厄介なのです。この調子で10年後とか20年後の数字を計算したくないですよね。

それなりのレベルでエクセルができる人なら、比較的簡単に計算できてしまうのですけどね。そうでない人は、ちょっと困ってしまうでしょう。

あるいは、高校レベルの数学が得意な人なら、数列の漸化式を使って解けそうですね。理系の大学入試問題レベルの難易度だと思うので、こっちはさらに高度ですけど。

年金終価係数表が使えます

こんなときに便利なのが、年金終価係数表という表です。この表を使うと、毎月一定額を積み立てた場合に、最終的にいくらになるかを簡単に知ることができます。

具体的には、次のような表ですね。

1%2%3%4%5%
111111
1010.46210.9511.46412.00612.578
2022.01924.29726.8729.77833.066
3034.78540.56847.57556.08566.439

この表は1%単位(5%まで)かつ10年単位(30年まで)ですが、ネットで調べれば、もっと細かく刻んだ表を手に入れることが可能です。

年金終価係数表の見方

この表の見方を簡単に説明しておきましょう。

Aさんは毎年1を積み立てたとしましょう。そして、運用利回りが1%だったとします。

そうすると、1%で10年のところを見ると、Aさんの10年後の資産は10.462に増えている事がわかります。ということは、年100万円積み立てたとすると、10年後には1042万2000円になっているわけです。

1年に100万円積み立てたということは、10年で1000万円を積み立てたことになります。ということは、運用で儲かった分は、42万2000円という事になります。

高いリターンで長期が有利

この表を見ると一目瞭然ですが、高いリターンで長期の運用が有利であることがわかります。

例えば、同じ30年で比べると、1%の利回りのときには元本30が34.785に増えるだけです。しかし、5%の利回りとなると、66.439にまで増えるのです。

ということは、30年の運用で、リターンが2倍も違うことになるわけです。

また、同じ5%でくらべても、10年のときには10が12.578にしか増えません。しかし20年運用すると、20が33.066にまで増えます。

最初の10年よりも、次の10年の方が、大きく増えることがわかります。

つまり、本気で増やそうと思っているのなら、「大きいリターンで長期の運用」を目指すべきなのです。安全性を重視して低いリターンの金融商品(iDeCo なら元本確保型)を買うと、ほとんど増えないわけです。

実際の運用でのリターンはどの程度?

ところで、実際の資産運用では、どの程度増やせると考えていいのでしょうか。

上手く運用すれば、年間10%増やすというような事が可能なのでしょうか。それとも、3%で運用するのも難しいのでしょうか。

一つの目安としては、目一杯リスクをとっても、平均すると5%から6%程度 だと思っておくのいいでしょう。この数字がどこから来ているかというと、株式の期待リターンから来ています。

年金基金などの機関投資家は、各資産の期待リターンを見積もった上で投資の計画を立てています。期待リターンというのは、1年後に何パーセント儲かるかの平均値のことですね。

そういったものを比較すると、一番期待リターンが大きい株式の場合で、5%から6%程度としていることが多いのです。ということは、ファンドを使って運用する個人の場合も、同程度だと思っておいていいでしょう。

もちろん、期待リターンはあくまで予想です。株式の場合は変動も大きいので、それ以上に儲かることもあれば、損をすることも有ります。

ですから、あくまで、平均の話ですけどね。長期的に見るなら、平均でどの程度に落ち着くかは非常に重要でしょう。

ということで、運用のリターンは、目一杯リスクをとった場合でも5%程度と認識しておきましょう。単年でそれ以上のリターンが出ることはありますが、長期的に5%以上で儲け続けるのは難しいはずです。

iDeCoでは金融機関選びが大事

iDeCo をはじめるには、運営管理機関を選ぶ必要があります。運営管理機関というのは、窓口となる金融機関の事ですね。

この運営管理機関選びが、実は、かなり大事です。というのも、金融機関によって月々の手数料がだいぶ違いますし、取り扱っている投資信託の種類も違うからです。

個人的にお勧めなのは、SBI証券です。SBI証券は月々の手数料が167円と最低ですし、運用に使える投資信託もかなり多いのです。

iDeCo に興味があれば、資料請求だけでも取り寄せてみたらいかがでしょう。まとまった情報が得られますよ。

スポンサードリンク

スポンサードリンク


このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。