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iDeCoの運用に使える投資信託の数は、金融機関によってぜんぜん違う

iDeCo で利用できる金融商品(主に投資信託)の数は、金融機関によってかなりの差があります。どの程度の差があるのか、チェックしてみましょう。

また、扱っている投資信託の数が少ないことは不利な要素なのでしょうか。このあたりも、具体的に例を挙げて見てみたいと思います。

iDeCo の運用に使える投資信託の数にはかなりの差がある

iDeCo の特徴は、金融機関によって運用に使える投資信託の数が違うという点にあります。つまり、最初の金融機関選びを間違うと、利用したい投資信託を利用できないこともあるわけですね。

2018年初時点のiDeCo で運用できる金融商品の数は、金融機関ごとに次のようになってるようです。全部出しても仕方がないので、上位と下位のいくつかを紹介します。1

岡三証券:41
SBI証券(オリジナルプラン):38
SBI証券(セレクトプラン):37
スルガ銀行:33
ゆうちょ銀行:31
楽天証券:31
野村證券(掛金1万円未満かつ残高100万円未満):27
野村證券(掛金1万円以上もしくは残高100万円以上):27
SBIベネフィット・システムズ:27
ジャパン・ペンション・ナビゲーター:26



みずほ銀行(資産50万円未満):11
みずほ銀行(資産50万円以上):11
秋田銀行:11
山口銀行:11
中央労働金庫:10
三菱UFJ銀行/三菱UFJ信託銀行【ライトコース】:10
十八銀行:8
明治安田生命保険【シンプルコース】:7
お金のデザイン(MYDC):5
さわかみ投信:3

ちなみに、岡三証券は元本確保型がかなり多いので、投資信託に絞るとSBI証券がトップです。岡三証券が元本確保型の商品を多数揃えている理由は、率直に言ってよくわかりません。

さて、こうしてみると、金融機関によって扱っている投資信託の数にかなりの差があることがわかります。

最も少ないのが「さわかみ投信」の3本で、最も多いのが、岡三証券の41本です。つまり、10倍以上の開きがあるわけですね。

まあ、さわかみ投信は多少特殊だとしても、数倍程度の開きはあります。これは、ちょっと、驚くべきことです。

また、単純に、大手だから扱っている本数が多いというわけではないようですね。みずほ銀行や三菱UFJ銀行のように、10本程度しか選択肢が無い大手もあります。

扱っている本数が少ないところは不利?

こうしてみると、本数が少ないところで運用するのは、不利なのではないかと思うかもしれません。しかし、実際にチェックしてみたところ、必ずしもそうではありませんでした。

本数が少なくても厳選されていれば大丈夫

本数が少ないところでも、本当の意味で厳選されているところもあったのです。

例えば、「明治安田生命保険【シンプルコース】」の場合は、扱っている金融商品は次の7本です。(カッコ内は信託報酬)

  • 予定利率変動型確定拠出年金保険・5年
  • 明治安田DC先進国コアファンド(0.62640%)
  • 明治安田DCグローバルバランスオープン(1.24200%)
  • 明治安田DC日本債券パッシブファンド(0.17280%)
  • 明治安田DC・TOPIXオープン(0.20520%)
  • 東京海上セレクション・外国債券インデックス(0.19440%)
  • 東京海上セレクション・外国株式インデックス(0.21600%)

ちなみに、一番最初の「予定利率変動型確定拠出年金保険・5年」は元本確保型ですね。ですから、実際には、6本の中から選ぶことになります。

iDeCo に関しては、最低限必要なのは、国内株式と外国株式のインデックスファンド2 です。このリストの中だと「明治安田DC・TOPIXオープン」「東京海上セレクション・外国株式インデックス」の2本です。

この2本が揃っていて、しかも信託報酬3 が年0.2%程度と比較的小さいようです。これなら、ふつうに運用する分には、全く問題が無いでしょう。

不満が無いわけではありません

まあ、他の金融機関を選ぶと、もっと信託補修が安い類似の投資信託があります。また、金融機関に取られる月々の手数料4 が474円と少し高いようです。

さらに言うと、国内株式は、選択肢として日経平均に連動するものもあると嬉しいですね。どちらか選びたいという人はいるでしょうから。

というわけで、明治安田生命を積極的におすすめするという感じではありません。。それでも、取扱本数が少ないから悪いとは単純に言えないのは間違いありません。

本数が少ない分、選びやすいとも言えますしね。

投資信託の選択に問題がある場合もある

ただ、やっぱり、投資信託の本数が少ない金融機関の中には、問題があるところもあるようです。具体的に名前を上げてしまうと、例えば、秋田銀行はちょっと気になりました。

秋田銀行が扱っているiDeCo用の投資信託は、次の11本です。

  • <あきぎん>確定拠出年金専用定期預金1年
  • <あきぎん>確定拠出年金専用定期預金3年
  • ひふみプラス
  • 技あり一本<DC年金>
  • 株式インデックス225
  • DC・ダイワ・トピックス・インデックス
  • DCニッセイ/パトナム・グローバル・コア株式
  • DC日本債券インデックス・オープン
  • 月桂樹(資産成長型)
  • トレンド・アロケーション・オープン
  • ダ・ヴィンチ

最初の2本は、元本確保型の金融商品です。ですから、実際に運用するとなると、残りの9本から選ぶことになります。

まず、日本株だと、インデックスタイプの「株式インデックス225」か「DC・ダイワ・トピックス・インデックス」が対象になるでしょうか。

株式インデックス225 は野村アセットマネジメントの投資信託です。野村アセットマネジメントのサイトで情報をチェックしてみると、信託報酬は「年0.6696%(税抜年0.62%)以内」とありました。

次にDC・ダイワ・トピックス・インデックスですが、大和証券投資信託委託の投資信託です。この投資信託の信託報酬は、「年率0.6696%(税抜0.62%)」とありました。

この2つの信託報酬をみると、明治安田生命が選んでいる明治安田DC・TOPIXオープンの3倍以上の手数料がかかることがわかります。

もう、この時点で、かなりがっかりです。

しかし、海外株式の方は、さらにひどい状況です。買い付けられるのが「DCニッセイ/パトナム・グローバル・コア株式」という投資信託一本だけなのです。

そして、その信託報酬は、「年率1.944%(税抜1.8%)」なのだとか。毎年2%損をするわけです。

これは、この投信がアクティブ運用の投資信託5 であるためです。手数料の安いっパッシブ運用の投資信託6 が準備されていないわけですね。

アクティブのほうが運用が上手いのなら、もちろん手数料が高くても問題はありません。しかし、過去の実績を見ると、手数料分は確実にパフォーマンスが悪いと言うべきでしょう。

ということで、秋田銀行を選んでしまった人は、かなり不利な状況で運用をすることになるわけです。

都合の悪い情報を隠しているの?

ちなみに、秋田銀行のサイトでは、信託報酬をチェックする事はできませんでした。結局、投資信託会社などのサイトをチェックして、情報を入手しました。

意図的に隠しているような感じがして、その意味でもあまり印象は良くなかったです。顧客のことを大事に考えるなら、信託報酬は一発で分かるようにしてほしいですよね。後ろめたいところがあって、隠していると思われても仕方がありません。


  1. iDeCoナビ(個人型確定拠出年金ナビ)の一覧表を集計しました。興味がある人は、当該サイトを確認してください。 []
  2. 日経平均株価指数、TOPIX、NASDAQ指数などの指数に連動する投資信託のことを、インデックスファンドと言います。 []
  3. 投資信託を持っているとかかる手数料です。運用している資産から、毎日少しずつ引かれていきます。 []
  4. iDeCo には、口座を持って掛け金を拠出するだけで取られる手数料があります。しかも、この手数料は、金融機関によってかなりの差があります。 []
  5. インデックスファンド以外の投資信託はアクティブ運用の投資信託です。アクティブ運用というのは、人間が株式や債券を選んで運用する、昔からあるタイプの投資信託のことを言います。積極的に選ぶから「アクティブ」というわけです。 []
  6. インデックスファンドのことです。 []

iDeCoでは金融機関選びが大事

iDeCo をはじめるには、運営管理機関を選ぶ必要があります。運営管理機関というのは、窓口となる金融機関の事ですね。

この運営管理機関選びが、実は、かなり大事です。というのも、金融機関によって月々の手数料がだいぶ違いますし、取り扱っている投資信託の種類も違うからです。

個人的にお勧めなのは、SBI証券です。SBI証券は月々の手数料が167円と最低ですし、運用に使える投資信託もかなり多いのです。

iDeCo に興味があれば、資料請求だけでも取り寄せてみたらいかがでしょう。まとまった情報が得られますよ。

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