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国民年金の保険料を1年間払うと、将来年金はいくら貰える

年金に関する素朴な疑問を一つ取り上げてみましょう。

国民年金の保険料を1年間払うと、将来、年金として、いくら貰えるのでしょうか。多くの人が持つ疑問だと思いますが、これに答えている書籍などはあまり多くないように思います。

そこで、現在の年金額を参考にして、計算してみました。さて、1年間(12か月)かけて納めた保険料は、何年で回収できるのでしょうか。

1年分の保険料はいくらの年金になる?

あなたは国民年金の第1号被保険者だとします。第1号被保険者というのは、学生や自営業者などの、自分で国民年金の保険料を納める人ですね。

あなたが1年間かけて納めた保険料は、将来の年金のいくら分に該当するのでしょうか。ちょっと興味がありませんか。

現在の年金額でなら算出可能

率直に言って、将来の年金がいくらになるかを厳密に出すことは不可能です。というのも、老齢年金の給付は物価にも依存しますし、少子高齢化の影響も受けるからです。

10年とか20年と経てば、かなり金額が違うと考えていいでしょう。物価の上昇の影響が大きくて、2倍になっている可能性だってあります。

ただ、現在使われている金額を使って、おおよその金額を計算することは可能です。しかも、かなり簡単な計算で答えは出てきます。

計算してみよう

これを書いている現在(平成30年10月、4月から現在の年金額)の老齢基礎年金の給付は、年間77万9300円が満額です。1ヶ月あたりになおすと、およそ6万5000円が給付されます。

国民年金の保険料を40年掛けてコツコツ払うと、毎年この金額がもらえるわけですね。

そして、老齢基礎年金の給付というのは、保険料を納付した月数で決まります。保険料を納付した月数に比例して決まるのです。

ただ、480か月(40年)の納付が上限としてあります。ですから、480か月以上納付しても、480か月分しかもらえません。

これをもとに考えれば、1年分の保険料の納付に対する、老齢基礎年金の年金額を求める事ができます。計算は簡単で、77万9300円の40分の1ということになります。

すなわち、1万9483円の給付に相当するわけですね。約2万円です。

現在の国民年金の保険料が1か月で1万6340円ですから、1年分の保険料は19万6080円(= 1万6340 × 12)ということになります。ということは、老齢年金だけで元を取ろうと思った時に、約10年間受給すればもとが取れる計算です。

19万6080 ÷ 1万9483 ≒ 10

65歳から年金を受給開始するわけですから、75歳まで生きられればプラスになるということですね。65歳下らの平均余命で考えれば、プラスになる人の方が多い計算です。

75歳まで生きれば、国民年金はもとを取れる。

ちなみに、平均余命というのはある年齢から平均して何年生きられるかという統計です。平成28年のデータを使うと、65歳時点の平均余命は、男性19.55年、女性24.38年だそうです。1

つまり、平均的な人でも、掛けた2倍の保険料をもらえる計算です。国民年金は非常に有利な制度であることがわかります。

平均余命で考えると、納めた保険料の2倍もらえる。

平均寿命よりは長生き

平均余命で考えると、65歳まで生きた日本人男性は、平均すると84.55歳まで生きられます。また女性は、89.38歳まで生きられることになります。

これは、日本人の平均寿命よりもかなり長生きです。ちなみに、男性の平均寿命は 80.98歳、女性は87.14です。男性は3年以上長くなるわけです。

こういう結果になるのは当然で、全体の平均の場合は若くして死んでしまうケースもあるからです。65歳まで生きていたという部分を加味すると、平均余命は「平均寿命 - 65」よりも長くなるわけです。

細かい話ですが、老後のことを考えるときには平均寿命よりも平均余命を使って考えるべきでしょう。数年の差は、かなり大きいです。

さらに、遺族年金と障害年金の機能もある

年金の話に戻りましょう。

国民年金の給付は、老齢基礎年金だけではありません。国民年金には遺族年金(≒ 生命保険)と障害年金の機能もあります。

ということは、他の給付も考慮すると、保険料の元を取るには更に短い期間の受給でいいことになるわけです。つまり、現行の制度に関して言うと、国民年金は私たちにとって有利な制度と言えるわけですね。

もちろん、早死にする可能性もあるので、最終的に得かどうかはわかりません。ただ、確率的には有利な賭けだと理解していいでしょう。

公的年金を批判してる人の中には、こういうことを知らないで批判している人が少なくなりようです。

  1. 平成 28 年簡易生命表の概況| 厚生労働省(pdf) []

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