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マッチング拠出と個人型の併用| 企業型加入者が年金を増やす方法は活用されている?

2017年の確定拠出年金の大幅な変更がありました。最大の目玉は、何と言っても、確定拠出年金の個人型(iDeCo)に加入できる人の範囲が広がったという点でしょう。

今までは加入できなかった、専業主婦や公務員などが、確定拠出年金(個人型)に入れるようになりました。これで、20歳から60歳までのかなりの人が、希望すれば確定拠出年金に入れるはずです。

企業型に入っている人が自分で追加拠出する仕組み

このときに、確定拠出年金(企業型)に入っている人も、確定拠出年金(個人型)に入れるようになっています。企業型と個人型の併用ができるわけですね。

ただ、企業型に入っているすべてのサラリーマンが利用できるわけではありません。勤め先の企業が個人型に入ることを認めていることが条件になります。

また、企業型には、マッチング拠出と呼ばれる仕組みがあります。これはどんなものかというと、従業員がお金を出して、確定拠出年金(企業型)に掛け金を上乗せするという仕組みです。

このマッチング拠出も企業が認めていない場合は利用することができません。

つまり現状では、確定拠出年金(企業型)に入っている従業員が、自分の意志で掛金を大きくする方法が2つあるわけです。一つが企業型に加え個人型を併用する方法で、もう一つが従業員が追加で掛け金を払う事で企業型で運用する金額を大きくする方法(マッチング拠出)です。

老後の生活資金の準備がしやすくなったわけです。

従業員の拠出はあまり進んでいない

さて、確定拠出年金の会社型に入っている従業員の追加拠出ですが、その実態はどうなっているのでしょうか。実は、これに関しては、思ったほど進んでいないようです。

マッチング拠出は使いやすくなっている

企業年金連合会というところが調査していますので、その調査結果を参考にちょっと考えてみましょう。1

まず、マッチング拠出に関してですが、制度の導入という意味ではかなり進んできているようです。企業型のすべての加入者のうち、マッチング拠出が可能な割合は96.0%なのだそうです。

マッチングを導入している企業数ベースで見ると、実はその割合は必ずしも高くはありません。企業型を採用している企業のうち、マッチング拠出を認めているのが48.2%しかないのです。

それにもかかわらず、人数ベースでみると利用可能な割合が高いというわけですね。おそらく、大企業ほどマッチング拠出を積極的に採用しているという事でしょう。

利用している人は3割程度

このように、従業員が拠出する環境としては整っているわけです。しかしながら、全加入者に占めるマッチング拠出の利用割合は、29.4%しかありません。3割ほどしか利用していないのです。

また、マッチング拠出をしている場合でも、平均マッチング拠出額は7,806円しかありません。拠出額から見ても、あまりマッチング拠出に積極的だとは言えない状況です。

個人型との併用は環境整備ができていない

それでは、企業型と個人型の併用に関してはどうなっているでしょうか。実はこれに関しては、マッチング拠出以上に悲惨な状況です。2018年時点では、ほとんど利用ができないのです。

そもそも、同時加入ができるところが、全体の2.6%しかありません。また、同時加入可能にする予定でいるところも、3.1%しかありません。

どうやら、この5.7%以外は、同時加入に積極的では無いようです。利用可能になるとしても、何年か先の話になりそうです。

さらには、同時加入可能にする予定はないと答えたところも49.5%あります。つまり半分は、全く同時加入をやる気が無いわけです。

これは、なかなか、険しい道のりかもしれません。

可能であれば同時加入もマッチング拠出も利用すべき

従業員の立場に立ってみると、同時加入やマッチング拠出は利用すべきなのでしょうか。

このときの答えは明確で、可能であれば利用すべきと言えるでしょう。老後資金の準備をしながら、所得税や住民税の節税が可能だからです。

貯蓄や資産運用の目的にもよりますが、投資信託などで運用をしているのなら、できるだけ確定拠出年金を使うべきでしょう。節税効果の分だけ、その方が効率が良いです。

  1. 2016(平成28)年度決算確定拠出年金実態調査結果(概要)| 企業年金連合会 []

iDeCoでは金融機関選びが大事

iDeCo をはじめるには、運営管理機関を選ぶ必要があります。運営管理機関というのは、窓口となる金融機関の事ですね。

この運営管理機関選びが、実は、かなり大事です。というのも、金融機関によって月々の手数料がだいぶ違いますし、取り扱っている投資信託の種類も違うからです。

個人的にお勧めなのは、SBI証券です。SBI証券は月々の手数料が167円と最低ですし、運用に使える投資信託もかなり多いのです。

iDeCo に興味があれば、資料請求だけでも取り寄せてみたらいかがでしょう。まとまった情報が得られますよ。

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