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転職すると確定拠出年金ってどうなるの?| 不利になる事はあるのでしょうか

確定拠出年金でちょっと厄介なのが、転職や就職をした時です。実は、これがかなりややこしいのです。

それに、転職すると、確定拠出年金でなにか不利な使いをされたりするのでしょうか。それも気になるところですよね。

転職をすると何が面倒?

転職や就職をすると厄介なのは、様々なパターンがあって、それぞれ取扱いが違うという点です。

例えば、確定拠出年金を実施しているA社から確定拠出年金を実施していないB社に転職した場合は、確定拠出年金の取扱いはどうなるのでしょうか。新たに拠出はできるのでしょうか。仮に拠出が出来ないとしたら、運用はどうするのでしょう。

あるいは、個人型の確定拠出年金に入っているフリーターが、確定拠出年金を実施しているC社に転職したらどうなるのでしょうか。個人型で運用した分の扱いはどうなるのでしょう。

この他にも、様々なパターンが考えられます。

「会社員(企業型) → 会社員」のケースに絞って考えてみましょう

とりあえず、このページでは、転職のケースに絞って考えてみましょう。この場合は、次のようなパターンが考えられます。

  • 確定拠出年金を実施しているA社から企業年金を実施していない(確定拠出年金も確定給付年金も無し)B社に転職
  • 確定拠出年金を実施しているA社から確定給付年金を実施しているC社に転職
  • 確定拠出年金を実施しているA社から確定拠出年金を実施しているD社に転職
  • 確定拠出年金を実施しているA社から公務員に転職
  • 確定拠出年金を実施しているA社から厚生年金に入っていない事業所に転職

本当に、色々パターンがあってややこしいですね。でも、一つ一つが、実際に十分あり得るケースです。

ちなみに、個人型に入っている会社員の転職1 や、企業型に入っている人が仕事を辞めたり個人事業主になる場合2 などは、別のページで考えることにします。

確定拠出年金を実施しているA社から企業年金を実施していない(確定拠出年金も確定給付年金も無し)B社に転職

確定拠出年金も確定給付年金も実施していない企業に転職した場合、あなたの選択肢は2つ考えられます。

一つは確定拠出年金の個人型(iDeCo)にお金を移し、運用指図者になるというパターンです。この場合、新たな拠出は行わず、運用の指図だけをすることになります。

もう一つの選択肢は、確定拠出年金の個人型にお金を移し、新たに毎月拠出を行うという選択肢があります。会社員なのに自分で個人型に入り、自分で拠出するわけですね。

ちなみに、拠出を行う場合は、月々の掛け金の上限は23,000円となっています。

拠出をする場合、所得税の減税がありますから、金銭的に余裕がある場合は継続して掛け金を拠出することをお勧めします。まあ、本当に余裕が無い人が無理にお金を出す必要もないとは思いますけど。

確定拠出年金を実施しているA社から確定給付年金を実施しているC社に転職

確定給付年金を実施するC社に転職した場合も、実は上のケースと同じく、まずは個人型にお金を移すことになります。その後、運用の指図だけをすることも出来ますし、新たに拠出をすることも出来ます。ここまでは、上のB社に転職したケースと全く同じです。

ただ、月々の掛け金の上限は12,000円となります。確定給付年金があるので、掛け金の上限はかなり小さい額ですね。それでも、節税効果を期待するなら、継続して掛け金を拠出することをお勧めします。

確定拠出年金を実施しているA社から確定拠出年金を実施しているD社に転職

転職先のD社が確定拠出年金を実施している場合、新しいD社で企業型に入ることになります。このケースはそれ程難しくはありませんね。

ただ、D社が個人型への加入を認めているケースもあります。このときには、会社に確認をしてください。個々のケースを説明するのは面倒なので。実は、このパターンが一番複雑です。

確定拠出年金を実施しているA社から公務員に転職

珍しいケースでしょうが、会社員から公務員に転職することもあるでしょう。こういうケースでは、個人型としてお金を移し、運用指図者になるか毎月掛け金を掛けるようになります。

掛け金を掛ける場合は、月々12,000万円が上限です。この場合も、節税を考えるなら、拠出の継続をしましょう。

確定拠出年金を実施しているA社から厚生年金に入っていない事業所に転職

最後に、厚生年金に入っていない企業や、同じく厚生年金に入っていない個人事業主の下で働くようになった場合です。こういう場合は、自営業者と同じですから、個人型にお金を移して、運用指図者になるか毎月掛け金を掛けるかです。

このケースでは、掛け金の上限は68,000円となっています。かなり多いですが、厚生年金も企業年金も全くありませんからね。要するに、自分で何とかしろという話です。

転職で不利になる事は無さそうですが

このように、転職したからと言って、確定拠出年金で不利な扱いを受けることは無さそうです。今まで積立てた年金を持ち運べるのが、確定拠出年金のメリットですからね。

まあ、細かい話をすると、もともといた企業によっては不利な扱いを受けることもあるのですけどね。確定拠出年金は退職金的な性格もあるので、早期退職者には不利になるというケースもあるのです。

ただ、それ以上に気にしたいのは、転職後は早めに手続きをするという事です。手続きが遅れると、税制の優遇が受けられなくなりますし、まともな運用も出来なくなってしまいます。


  1. 確定拠出年金の個人型に入っている人(自営業者、会社員、主婦)が会社員になる場合の確定拠出年金 []
  2. 企業型の確定拠出年金に入っている会社員が自営業者、主婦、パートタイマーなどになったら []

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