日本人が海外に住んでいる場合、年金の保険料の支払いはどうなるのでしょうか。
保険料の支払いには影響するのでしょうか。あるいは、不利な状況になったりするのでしょうか。海外に住む人には、結構気になるところです。
実は、その人の置かれた状況で、かなりの違いがあるようです。
日本の会社に勤めていて海外に転勤になる場合
日本で厚生年金に入っていた人が海外に転勤になったとします。雇用関係を維持したまま海外に転勤なったような場合は、そのまま厚生年金に入り続けることになります。ですから、この場合は、それによって不利益をこうむったりはしません。
移籍出向の場合は厚生年金の被保険者ではなくなる
海外への転勤でも、日本の企業との雇用関係をいったん終了させ、海外の企業と雇用契約を結ぶような場合もあります。これを移籍出向と言うそうです。
この場合は、海外の企業に勤めることになるので、継続して厚生年金の被保険者でいることはできません。ただ、任意加入という形で、国民年金の保険料を払うことができます。
国民年金の被保険者はどうなる?
海外留学などで、厚生年金に入っていない人が海外に長期滞在することもあるでしょう。この場合は、原則として、国民年金の被保険者ではなくなります。
しかし、本人が希望すれば、国民年金の被保険者になることができます。これを任意加入と言います。
サラリーマンの妻で専業主婦の人は?
ご存知の方が多いとは思いますが、専業主婦であるサラリーマンの妻1 は、国民年金の保険料を払う必要がありません。これを第3号被保険者と言います。
仮に海外に住んでいる場合でも、夫が第2号被保険者であれば、第3号被保険者のままでいられます。ですから、第3号被保険者は特に不利益がありません。
- もう少し正確に書くと、第2号被保険者の配偶者である20歳から60歳までの人 [↩]
iDeCoでは金融機関選びが大事
iDeCo をはじめるには、運営管理機関を選ぶ必要があります。運営管理機関というのは、窓口となる金融機関の事ですね。
この運営管理機関選びが、実は、かなり大事です。というのも、金融機関によって月々の手数料がだいぶ違いますし、取り扱っている投資信託の種類も違うからです。
個人的にお勧めなのは、SBI証券です。SBI証券は月々の手数料が167円と最低ですし、運用に使える投資信託もかなり多いのです。
iDeCo に興味があれば、資料請求だけでも取り寄せてみたらいかがでしょう。まとまった情報が得られますよ。

スポンサードリンク
スポンサードリンク





関連した記事を読む
- 国民年金保険料の納付義務があるのは誰?
- 国民年金の第3号被保険者はお得な制度
- 国民年金の第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者の人数と比率はどうなっている?
- 国民年金保険の保険料納付済期間とは
- 確定拠出年金の第1号加入者、第2号加入者って何だ?