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年金の受給開始年齢の引き上げは避けられない?

現在の制度だと、公的年金の受給開始は65歳からときまっています。しかし、これを引き上げようという動きがあります。現状を考えると、この動きは正しい方向でしょう。ただ、反発も多そうですね。

公的年金の受給開始年齢の引き上げが議論されています

公的年金の受給開始年齢に関しては、ずっと議論がされています。

例えば、2011年の野田政権のころに、次のようなニュースがありました。

  • 年金開始「68~70歳」念頭に厚労省3案提示
    http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111011-OYT1T00996.htm

タイトルから分かるように、厚生労働省が厚生年金の受給開始の68歳から70歳への引き上げを検討しているようです。現行の制度では65歳なので、3年から5年程度は引き上げたい考えのようですね。

また、2013年6月の時事通信の記事によると、政府の社会保障制度改革国民会議で年金の受給開始年齢引き上げに関する議論がされているそうです。そこで次のような意見も出ているようです。

67、68歳、あるいはもう少し上の方まで引き上げていくのは、あってしかるべきではないか1

当時は、安倍政権になっている時期ですね。つまり、民進党政権下でも自民党政権下でも、基本的に年齢引き上げは検討され続けているわけです。

ちなみに、Yahoo!ニュースのコメント欄を見ると、例によって大荒れの様相でした。自分にとって不利な可能性があるわけですから、反発する気持ちは分からなくはありません。まあここにコメントをする人たちは、何に対しても噛み付く感じですけどね。

それでも、入った時点で65歳という約束をしていたわけです。それにもかかわらず、上手くいっていないから引き上げるなんて、詐欺的だとは言えますよね。反発する人たちの主張も、ある程度筋が通っているとも思います。この件に関しては。

ある程度の年齢の引き上げはやむを得ない

とは言え、現在の年金制度を維持する以上、ある程度の受給開始年齢の引き上げはやむを得ない部分もあるでしょう。

受給開始年齢の引き上げができないとすると、受給額を引き下げるしかありません。でも、あんまり額が小さくなると、年金としての意味は無いですよね。

そうなると、働けるのならもうちょっと長く働いてもらい、年金の受給額は極力維持するという方向の方が現実的だと思えます。受給開始を遅らせるか受給額を減らすかという二者択一なら、受給開始を遅らせる方がマシという消極的な話ですけどね。

ちなみに、マスコミの皆さんは年金財政の破たんが云々という、ちょっと頓珍漢な批判をしてきます。日本の年金制度が壊れてしまい、1円ももらえないような印象を持っている人もいるでしょう。

でも、年金財政に関しては心配する必要はありません。マクロ経済スライドを入れている以上、年金制度の破綻ということは考え難いからです。

ただ、破たんはしませんが、受給額がどんどん小さくなっていくのは確実です。

繰り返しますが、老後の生活のための年金制度である以上、毎月一定額の確保は必要なわけです。それを維持しようと思うと、受給開始年齢を引き上げるくらいしか方法はなさそうなのですね。

敢えて言うと、保険料を大きくするという手も一応はあるのだとは思います。でも、流石にこれ以上現役世代の負担を増やすのは、リアリティに欠けますからね。

定年の引き上げができるかは経済状況次第

受給開始年齢を引き上げるのなら、定年の年齢の引き上げも必要でしょう。例えば現在だと、年金の受給開始は65歳ですが、一般的な定年は60歳というところが多いですよね。ということは、現在ですら定年と受給開始には5年のギャップがあるわけです。

受給開始年齢の引き上げをするという事は、そのギャップがさらに広がるという事ですからね。ちょっとそれは難しいと考えざるを得ません。

そうなると、定年を引き上げるしかないんでしょうね。実際、そういう動きになっている感じはします。人口減少からくる人手不足もありますし。

医療水準が昔とはだいぶ違いますから、労働者が70歳まで働くということ自体はそれほど難しくないと思われます。問題は、経済的な状況が定年の年齢引き上げを許容できるかという話でしょうね。

定年年齢の引き上げは、会社にとっても問題なのです。会社の中に年齢が高い人が居座るという状況は、若い人の就労機会を奪うなどの問題もありそうですね。会社自体も硬直的な組織になりそうですし。

このあたりのバランスをどう取るかは、なかなか難しそうです。様々な利害関係も絡んできそうですし。

とりあえず、ある程度の経済成長は大前提かな。人手不足にでもならない限り、会社としては、定年の引き上げは承諾し辛いでしょうから。

国会で法案を通すのは簡単ではないでしょう

仮に受給開始年齢を引き上げるとなった時、現実問題として、国会を通すのは相当大変でしょうね。

年齢の引き上げとなれば、国民の反発があるのは間違いありません。国民の反対があった場合、政治が二の足を踏む可能性は高いでしょう。それに、野党にとっては、絶好の揚げ足取りの材料でしょうから。

よっぽど力がある政権じゃないと、なかなか決定できない感じがします。ただ、先延ばしをしても良い事は無いので、本来は早めに決めた方が良いとは思うのですけど。

将来のことを考えて動向に注視を

年金の受給開始年齢引上げは、私たち一人ひとりに直接影響する問題です。関心を持って動向をチェックしたいものですね。

どの政権が言い出しづらい話題に切り込めるかも注目です。

  1. ■ 支給年齢引き上げ、早期検討を=公的年金制度を議論―国民会議 []

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