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確定拠出年金(企業型)のマッチング拠出は今後進むのか?

確定拠出年金(企業型)には、マッチング拠出という仕組みがあります。非常に簡単に言うと、企業型でも従業員の拠出を認めるという仕組みです。本来は企業型では、企業の拠出しか認められていません。

マッチング拠出は従業員にとって有利な仕組みです。なぜなら、従業員の拠出分は所得控除の対象になるからです。

ただ、導入している企業は頭打ちの状態のようです。

マッチング拠出とは

最初にマッチング拠出について簡単に説明しておきましょう。

確定拠出年金(企業型)のマッチング拠出とは、確定拠出年金(企業型)において従業員も拠出できるようにする仕組みの事です。元々は拠出できるのは企業だけでしたが、企業も従業員も拠出できるようになるわけです。

こうすることのメリットは色々ありますが、特に大きいのは、従業員の拠出分は全額が所得控除の対象になるという事でしょう。これはどういうことかというと、所得税と住民税が減税されるという事です。

もちろん、運用する金額が増額されるので、老後のための準備としてもより価値が増すことにもなります。

このように、確定拠出年金(企業型)のマッチング拠出は、従業員にとってプラスになる制度といえるわけです。

マッチング拠出開始当時の状況は

2012年5月28日に、サーチナに企業型の確定拠出年金に関するインタビュー記事が掲載されていました。NPO確定拠出年金教育協会の主任研究員という人に対するインタビューです。

制度変更があったマッチング拠出と継続教育についての2つが、インタビューの主な内容です。マッチング拠出と言うのは、確定拠出年金(企業型)で従業員もお金を出せるようにすると言う仕組の事ですね。

取り立てて新しい事は語られていないようですが、新制度移行後の現状を知るにはいい記事だと思います。特に、企業側の意識が垣間見れるのが、面白いです。

興味がある人は、チェックしてみてください。

ちなみに、マッチング拠出は全体の3割から4割程度の企業が導入予定であるようです。やっぱり当面の間は、一部の企業の導入にとどまりそうです。

2018年1月追記:マッチング拠出はどうだったのだろう?

さて、実際にマッチング拠出が開始されてみて、状況はどう変わったのでしょうか。今これを書いているのが2018年1月ですから、この記事を最初に書かれた時期から5年半ほど経ちましたが、マッチング拠出はどの程度増えているのでしょうか。

厚生労働省のサイトにある、「企業年金制度の現状等について」という資料によると、2016年度末の段階でマッチング拠出を行っている企業は、確定拠出年金(企業型)導入の企業の中の29.2%にとどまるようです。しかも、横ばいになりつつあるので、このままいくとここから大きく増えることは考えにくい現状ですね。

ということは、2012年の予想である3割から4割というのが大体正確だったと思って良さそうですね。

マッチングは従業員に有利なのに広がりませんね

マッチング拠出は従業員にとって有利な仕組みなのですが、なかなか広がらないようですね。どうしてなのでしょうね。

単純に、福利厚生に熱心な企業は、ある程度導入し終えたという事は考えられそうですね。面倒な事はしたくないと考えているのなら、マッチング拠出への対応が遅れても不思議ではありません。

あるいは、2017年1月から企業型を導入している場合で、マッチング拠出に対応していない場合は、従業員が自分の意志で個人型も利用することができる場合があります。つまり2つの確定拠出年金に入れるわけです。

これをするには、企業型の規約で個人型の利用を認めるような修正が必要なんですけどね。こちらの方がマッチングよりも楽だと判断した可能性もありそうですね。

まあ、マッチング拠出の利用割合のグラフの推移をみる限りは、今導入していない企業にはあまり期待できないような気もします。


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