AIJの破綻問題の厚生年金基金の救済に関して、民主党の部会が方針を出しました。
基本的には、直接的な救済はしないといという事のようです。1
まあ、妥当なところだと思います。
AIJが虚偽の報告をしていたという点はあるにしろ、基本的にはただの運用失敗です。
そもそもAIJ一社にかなりの割合のお金を突っ込むなんて、普通に勉強した、まともなファンドマネージャーならあり得ないことですからね。
それに、仮に詐欺事件だったと認められたとしても、国が補填するなんて必要はないでしょう。
他の詐欺事件とどうように扱えばいいはずです。
この件だけを特別扱いして、国民から集めた税金を使って救済するなんて、全く理屈に合わないことです。
それに、AIJを使っていなかった投資顧問からみても、不公平でしょうしね。
まあ、やるとしたら、基金に拠出している企業への支援くらいでしょうか。
基金が行き詰まると、掛け金を拠出している企業の経営が厳しくなるかもしれませんから。
正直に言って、思いのほかまともな案が出てきた印象です。
民主党の事だから、全額救済とか言い出すのかと思っていました。
でも、これはまだ民主党の部会が出した案に過ぎません。
最終的にどう転ぶかは、不透明な部分があります。
民主党および、民主党政権の意思決定プロセスって、良くわからないんですよね。
最後は大臣やら実力者の鶴の一声で、全く違った案になるのかも。
年金基金は解散すべきという方針も正しいと思う
ちなみに、この部会では、構成年金基金の制度自体の廃止を提言しているようです。
基金を解散しやすいように、解散要件の緩和も考えているようです。2
これも、また、合理的な判断でしょう。
多くの年金基金は、運用で行き詰まっているようですからね。
このまま言っても、ジリ貧でしょう。
破綻する前に、逃げ道は用意すべきだと思います。
まあ、これも、途中で横槍が入りそうな気がしますけどね。
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タグ: AIJ投資顧問, 厚生年金基金, 損失補填, 民主党, 詐欺





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