AIJ投資顧問という会社が、金融庁から業務停止命令を受けたのだそうです。
なんでも、企業年金の運用資金2,100億円を、ほとんどゼロにしたのだとか。
運用資産をゼロにするなんて、なかなかできる事ではありません。
全額株式に投資していたって、せいぜい何割か減らすくらいでしょう。
可能性が高いのは、デリバティブがらみの運用の失敗なのでしょうけどね。
いったいどんな運用をしていたのか?
株価何かで大きく損をして、無理な勝負に出たのかな?
■ AIJ投資顧問に業務停止命令へ=年金など資産2100億円、大半消失-金融庁
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012022400132
企業の担当者は真っ青
このニュースを受けて、この投資顧問に運用を任せていた企業の担当者は、かなりあせっている事でしょう。
ここに委託していた分に関しては、ほとんど戻ってくる可能性はありません。
ということは、その赤字分は、企業が補填せざるを得ないからです。
運用に大きな穴を開けたとすれば、担当者への風当たりは相等厳しくなるでしょう。
何らかの責任を取らされる可能性も小さくないと思います。
さらに言うと、これが契機となって企業倒産という可能性だって、全くない話ではありません。
企業が補填する金額によっては、経営事態が危なくなるところもあるかもしれませんよね。
iDeCoでは金融機関選びが大事
iDeCo をはじめるには、運営管理機関を選ぶ必要があります。運営管理機関というのは、窓口となる金融機関の事ですね。
この運営管理機関選びが、実は、かなり大事です。というのも、金融機関によって月々の手数料がだいぶ違いますし、取り扱っている投資信託の種類も違うからです。
個人的にお勧めなのは、SBI証券です。SBI証券は月々の手数料が167円と最低ですし、運用に使える投資信託もかなり多いのです。
iDeCo に興味があれば、資料請求だけでも取り寄せてみたらいかがでしょう。まとまった情報が得られますよ。

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タグ: AIJ投資顧問, オプション, デリバティブ, 企業年金, 厚生年金基金





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