最初にみずほ銀行のケースで、運用を考えてみました。
その結果、残念なことに、海外ファンドに良いものが無いという大きなデメリットが見つかりました。
海外株式の投資信託が一つしかない上に、信託報酬が高すぎるのです。
これだけ手数料が高いと、良い結果は望めないかもしれません。
また、新興国に投資するファンドはありません。
まあ、これに関しては、投資信託を利用して補うこともできますけどね。
それでは、証券に関しては強みを持つであろう証券会社の場合はどうでしょうか。
証券会社として一番大きい野村證券で検証してみましょう。
利用者も多いでしょうし。
投資したいファンドはそろっている
野村證券のファンド一覧を見ると、「確定拠出年金の運用についてまとめてみましょう」のページで示したようなファンドはそろっています。
すなわち、日本株、外国株、先進国株に投資する株式を購入可能です。
これを一通りそろえれば、一応納得できそうなポートフォリオは組めそうです。
具体的に言うと、次のような組み合わせになります。
●トピックス・インデックス・オープン(確定拠出年金向け)
●フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンB(為替ヘッジなし)(確定拠出年金向け)
●野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)
この3つのファンドを、50%、35%、15%の割合で購入します。
外国株の手数料がちょっと高い
このポートフォリオを組んだ場合、フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンの信託報酬がちょっと高いですね。
信託報酬が年率1.659%もとられます。
これはかなり気になります。
みずほ銀行が扱っている海外株式ファンドほどではありませんが、結構高い手数料だと言っていいでしょう。
信託報酬が約1.7%掛かると言うことは、海外株式の期待リターンが仮に6%とすると、実際のリターンが4.3%まで減ってしまいます。
そうなると、リスクをとって株式に投資するメリットは、ずいぶん小さくなってしまうのです。
これは掛け金との比較で考えるともっとわかりやすいかもしれません。
仮にフィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンに200万円投資している状態になったとしましょう。
あるいていど運用期間がたてば、当然このくらいの額にはなります。
この場合、3万3180円の手数料を毎年取られる計算です。
結構な額を手数料で取られるのがわかります。
投資結果に与える影響は小さくは無いですね。
外国株は投資信託を利用するのが賢明かも
今回想定しているポートフォリオだと、外国株(先進国)の組み入れ比率は35%にも上ります。
ですから、手数料の与える影響は、小さくありません。
そこで、確定拠出年金での外国株(先進国)の運用はあきらめ、その部分は手数料の安い投資信託を使うと言う手も考えられるでしょう。
例えば、eMAXIS シリーズなら、先進国に投資する株式投資信託の信託報酬は年0.63%です。
すなわち、野村が用意したファンドよりも1%も手数料が安いのです。
日本株と外国株(新興国)は確定拠出年金で運用し、外国株(先進国)に関してはこういうファンドを利用すればいいでしょう。
運営管理手数料もちょっと気になるところ
運用とは違う部分ですが、もう一つ気になる点があります。
それは、運営管理手数料です。
野村證券で確定拠出年金(個人型)を利用すると年間3,996円の手数料がかかります。
運用期間が25年もあれば、10万円近く行ってしまいます。
この手数料がよそと比べて格別に高いとは言いません。
それでも、手数料の掛からないSBI 証券などと比べると、ちょっと高く感じてしまいます。
だって、口座を持つだけで年間4,000円も手数料がかかる金融サービスってなかなか無いですからね。
まとめ
野村證券を使って確定拠出年金(個人型)を運用する場合のまとめです。
●必要なファンドはそろっている
●外国株(先進国)の手数料が高いので投資信託の併用を考える
●口座の管理手数料が馬鹿にならない
みずほ銀行よりは利用しやすいですが、別の運用期間を探すという選択もありかもしれません。
タグ: 信託報酬, 個人型, 先進国, 外国株, 運営管理手数料, 野村證券




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