野村證券での運用について考えてみました。最初にこのページを書いた2011年とは、大分状況が変わっているようです。そのあたりの変化も踏まえて、現在(2018年1月)運用したらどんな感じか考えてみましょう。
野村証券で運用したらどうなる?
最初にみずほ銀行のケースで、運用を考えてみました。みずほ銀行では、かなりの改善がみられ、窓口となる金融機関としてはかなり良い選択肢であることが分かりました。
新興国に投資するファンドが無いことと、日経225に連動するインデックスファンドが無いのが気になりますけどね。まあ、大きな問題ではないでしょう。
それでは、証券に関しては強みを持つであろう大手証券会社の場合はどうでしょうか。証券会社として一番大きい野村證券で検証してみましょう。利用者も多いでしょうし。
投資したいファンドはそろっている
野村證券のファンド一覧を見ると、「確定拠出年金の運用についてまとめてみましょう」のページで示したようなファンドはそろっています。
すなわち、日本株、外国株(特に先進国株)を購入可能です。
これを一通りそろえれば、一応納得できそうなポートフォリオは組めそうです。
具体的に言うと、次のような組み合わせになります。
新興国株を組み入れる場合
新興国株を組み入れる場合は、次のようなチョイスになるでしょう。
- 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
- 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)
- 野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX
それぞれ上から、外国株(先進国)、新興国株、日本株の順番ですね。この3つのファンドを、50%、35%、15%の割合で購入します。
このうち、「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」と「野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX」に関しては、信託報酬が0.2%前後ですから、手数料は高くありません。
ただ、「野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)」に関しては、信託報酬が税込みで年0.6048%もかかります。これはちょっと気になるところかもしれません。
まあ、新興国の株式なので、多少手数料が高いのは仕方がないのかもしれませんけどね。
新興国株を組み入れない場合
新興国株を組み入れない場合は、「野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)」を外すだけです。
- 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
- 野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX
比率としては、それぞれ1対1です。もう、単純明快ですね。

国内外の株式に投資するインデックスファンドを組み合わせて運用しましょう。ちなみに、人差し指の事を英語で「インデックスフィンガー」と言いますだから↑の画像ね。
月々の手数料が気になる
新興国の投資信託を使わない範囲においては、野村證券は悪い選択肢では無さそうです。ただ、ちょっと気になるのが、野村の口座を持っているだけで毎月かかる手数料です。
野村證券の場合、資産100万円以上なら、月々167円しか手数料がかかりません。これは最低水準です。
しかし、資産100万円以下の場合は、月々450円もかかるのです。つまり、年間5,000円程度の手数料が発生するわけですね。
仮に毎月1万円積立てていくとすると、1年で12万円ですから、100万円を超えるには8年ちょっとかかります。となると、この手数料は結構大きいと考えるべきでしょう。
せっかく信託報酬を削ったところで、他で手数料がかかってしまっては仕方がありません。木を見て森を見ずみたいな話ですからね。
もちろん、野村証券の投資信託の信託報酬が圧倒的に安いというのなら、問題無いのかもしれませんけどね。他の金融機関でも同水準の信託報酬が安い投資信託をそろえているところはありますし。
ということで、野村証券がダメとは言いません。でも、良くもありません。そんな感じの結論にしたいと思います。
引かうすると、まだみずほ銀行の方が良いです。もちろん、SBI証券がベストだとは思っていますけど。
iDeCoでは金融機関選びが大事
iDeCo をはじめるには、運営管理機関を選ぶ必要があります。運営管理機関というのは、窓口となる金融機関の事ですね。
この運営管理機関選びが、実は、かなり大事です。というのも、金融機関によって月々の手数料がだいぶ違いますし、取り扱っている投資信託の種類も違うからです。
個人的にお勧めなのは、SBI証券です。SBI証券は月々の手数料が167円と最低ですし、運用に使える投資信託もかなり多いのです。
iDeCo に興味があれば、資料請求だけでも取り寄せてみたらいかがでしょう。まとまった情報が得られますよ。

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タグ: 信託報酬, 個人型, 先進国, 外国株, 運営管理手数料, 野村證券





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