「確定拠出年金の運用についてまとめてみましょう」のページで示したように、確定拠出年金の運用は比較的機械的にできます。
そのルールを実際のケースに当てはめるとどうなるか、ちょっと見てみましょう。
今回は、みずほ銀行のケースを使って考えて見ましょう。
みずほを選んだ特別な理由は無いのですが、知名度が高い銀行なので。
現時点では、みずほ銀行の確定拠出年金(個人型)の株式のみのファンドは次の5本だけです。
●国内株式:MHAM株式インデックスファンド225
●国内株式:MHAM TOPIXオープン
●国内株式:MHAM日本株式
●国内株式:DIAMジャパン・セレクション
●国内株式:ディープバリュー株オープン
●海外株式:フィデリティ・グローバル・ファンドhttp://www.mizuhobank.co.jp/insurance/kakutei/kanyu/invest_fund.html
ファンドを絞りましょう
アセットアロケーションと言う点から考えると、日本株と外国株の比率は1対1にすべきでした。
しかしながら、みずほ銀行の場合は、外国株のファンドが一つしかありません。
と言うことで、外国株ファンドに関しては、「フィデリティ・グローバル・ファンド」に自動的に決まってしまいます。
新興国のファンドに関しては、そもそも存在しないので、投資の使用がありません。
日本株のファンドに関しては、4つほど用意されています。
しかし、インデックスファンドを積極的に選ぶと言うルールをつかうと「MHAM株式インデックスファンド225」「国内株式 MHAM TOPIXオープン」の二つに絞られます。
日経平均とTOPIX のどちらに投資するかは微妙な問題です。
日本株全体に投資すると言うイメージならTOPIX に投資する方が良いでしょう。
ただ、今回の場合、「MHAM株式インデックスファンド225」の方が信託報酬が安いので、こちらで良いと思います。
あとは、ピックアップした2ファンドを1対1の比率で持つだけです。
検討は以上でおしまいです。
TOPIX か日経平均かと言う点以外は、悩む要素は無かったと思います。
新興国の株式に投資したい場合
新興国の株式にどうしても投資したいと言う場合は、確定拠出年金とは別に投資信託の積立を行えばいいでしょう。
ネット証券を使うと、信託報酬の安い新興国に投資するインデックスファンドを買う事ができます。
しかも、月々1,000円から積立可能です。
例えば、eMAXIS というシリーズは、信託報酬がとても安いことで知られています。
新興国の株式二連動するファンドを選んでも、信託報酬は0.63%とかなり安くなっています。
こういった投資信託を使えばいいでしょう。
この場合は、投資信託で積み立てる分だけ、確定拠出年金の日本株の比率を上げるようにしましょう。
全体として日本株と外国株が1対1になる事が重要です。
一つ大きな問題が
今回のケースでは、一つ大きな問題があります。
それは、外国株のファンドの信託報酬が高すぎると言う点です。
年1.8165%もとられるなら、確定拠出年金(個人型)の減税のメリットが吹っ飛んでしまうかもしれません。
例えば、200万円このファンドを持っていると、年間3万6330円も手数料が掛かります(正確に言うと、基準価額の変動に応じて手数料も変わりますが)。
例えば、月々の投資額が2万円だったとしましょう。
そうすると、1年のうち2ヶ月弱分はこのファンドの手数料を払うために積み立てていることになりますよね。
ちょっとばかばかしい気持ちがしませんか?
ちなみに、長期で投資をしていれば、この手数料はさらに増えます。
信託報酬って、やっぱりこだわるべきですね。
正直に言って、私だったらこのファンドに投資する気にはなりません。
ということは、みずほで積立てるのは日本株のファンドだけと言うことになってしまいます。
こうなると、窓口の金融機関として、みずほを選んでは駄目なのかもしれませんね。
少なくとも、今のファンド構成だと、厳しい感じがします。
個人型で別のところに自由に移れる人は、早めに移ったほうが良いような気がします。
別にみずほ銀行にうらみはありませんけど、明らかに不利だとね。
それに、手数料の高い外国ファンドしか用意しないのは、顧客のメリットよりも自社の利益を優先している感じがします。
やっぱり、ちょっと疑問だな。
タグ: TOPIX, みずほ銀行, アセットアロケーション, インデックスファンド, 信託報酬, 日経平均株価指数




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